マクレーランド: フロッグモートン : Jinsen’s パイプ | パイプたばこ個人輸入代行

マクレーランド: フロッグモートン : Jinsen’s パイプ

 

海外のレビューを読むとやはり評価がわかれるようだ。概して若いスモーカーには好評で、初めてイングリッシュミクスチャーを楽しんだとか、ラタキアの旨さを知ったと絶賛されるが、年配者は物足りないと書き、ラタキア物もしくはイギリス物と着香物のハイブリッドと見られている。

手近なところでダンヒルのマイミクスチャー965と比べると、ダンヒルはあくまで主体がバージニア、その本来の甘みとこくをだすためにラタキアとオリエントが加えられ、バージニアの奥深い微妙な味を引き出している。マクレーランドのこれはバージニア、ラタキア、ケーシングの甘み成分、それぞれがひとしくからみあって味を作り、バージニア本来の深い味は感じられない。引き出す、というのでなく並べるのだ。

G.L.ピース、マクレーランド、いまのアメリカ代表タバコを吸ってみたが、共通点があり、軽く、まるで紙巻きの感覚で吸えるパイプタバコという印象である。これに比べればイギリスタバコなど泥臭く、よれよれ爺さんのダンスを見るようだ。軽快でスマート、味は細く繊細で、ぼくはまだ一種だけだがほかにコンピュータで描いた精密画のように微妙な味を調合した商品がつづくことだろう。そこに若いパイプファンがつくのだろう。

いや、それでいいのだと思う。サミュエル・ガーウィズやラットレー、ダンヒルの仕事はいまでもちゃんと味わえるのだし、それを真似るのは無意味だ。アメリカ人は現代性と若者の嗜好を一方で考え、イギリスの伝統の味を他方で考え、現代にふさわしい「売れる」答えをだしたのだ。

ぼくはもう年寄りだが、若い人にまじり、しばらくアメリカ人の答えを旅してみよう。

 

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