たばこ葉の種類 | パイプたばこ個人輸入代行

たばこ葉の種類

たばこ葉の種類についての解説です

 バージニア
多くのブレンドでベースとなる種類のたばこ葉です
現在では多くの国で栽培されており長楕円形の比較的強度のある葉質 やや重めの吸湿性がある、中肉の葉タバコで 通常バージニア・ブライトと呼ばれる明るいレモン色をしています
喫味としては甘みを帯た香りが高く、甘み うまみのある香喫味をもっていて、産地により品質に差があるが アメリカのバージニア州を中心とする地域の物が もっとも良質と言われています

 

 バーレー
1866年にUSAオハイオ州において突然変異種から改良育成されたもので、 世界各地で栽培されています
バーレー種のほとんどは納屋等につるして自然乾燥(空気乾燥)されます
色は褐色 独特の芳香と旨みのある軽快な喫味が特徴、バーレー種は空気乾燥された葉タバコと思ってもよく、葉形は長楕円で葉質は薄肉中肉で軽く多孔質で膨張性に富み香料の吸湿性が良い

 

 オリエンタル
別名トルコ葉と呼ばれトルコを中心にギリシャ、ユーゴ、ブルガリア、イタリア等の地域で栽培されています
オリエント葉は空気乾燥により黄緑色から黄褐色に仕上げられます
かなり小型の葉で樹脂分が多く膨張性、燃焼性に富みます、糖臭を伴う優雅な芳香と緩和な甘みがあります
ニコチン成分は非常に低くマイルドです

 

 ラタキア
ラタキアは、今から約100年前北部シリアで偶然うまれたそうです
ラクダの糞を含む燃料で燻されて強い香りと色を持つようになり、それがラタキア地方であった為ラタキアと呼ぶようになったそうです
原料はオリエント葉で、シリアで作られるラタキアはシェク・エル・ビントと言われています
オリエント葉を日干し乾燥して貯蔵所にいれ、13週間から15週間燻し続けるそうで、燃料は草木類だが燃料によって味が左右されます、現在はキプロス島でも生産されています
キプロスで生産されているラタキアはスルミナといわれるオリエント葉が原料葉です
燃料としては灌木、松、その他香りの良い木を配合して燻されます
喫煙味は甘みのある特有の燻製様芳香で緩和な旨みのある軽快な喫味で燃焼性は緩慢でブレンドのスパイスとして使われています
イギリスタイプでは香料の規制が厳しいのでこの煙草を大量に使用する為イングリッシュミクスチャーというジャンルが出来たのでしょう

 

 ペリク
ペリックは、アメリカがイギリスの植民地であった頃、ネイティブアメリカンがおこなっていた加工方をフランス人のピエール・シュネーが発見し今日にいたりました
シュネーがルイジアナ州ニューオリンズ郊外のセント・ジェームズパリッシュと言われる地域に迷いこみ そこでネイテェブアメリカンのチョクトウ族とチカソウ族が窪んだ丸太に中で葉タバコを汁まがでるまで圧縮し加工しているのを見ました
その絞り汁に浸し発酵させたタバコが他のどんなタバコとも異なり際立って甘く香りを持っているのに気が付いたのが始まりといわれています
ペリックとはピエール・シュネーのニックネームにちなんで着けられたと言われています
原料葉はバーレータイプですが特殊な位置を占めています
この葉タバコは、ニューオリンズの西約50マイルのの小さな三角地のみ生育するそうです
収穫してから1~2週間乾燥室で自然乾燥されます、しおれて黄色かかった頃に樽詰めされて加圧され、黒色に変化するまで加圧醗酵させるので煙草の漬物ともいわれています
青みを帯びた黒色で比較的水分が多いそうで甘酸様芳香があり旨みとコクのやや強いアクセントのある喫味です

 

 キャベンディッシュ
キャベンディッシュは、ウィリアム・キャベンディッシュ卿が1660年頃にこの種類の煙草を開発したとき、彼の名にちなんでつけられました
原材料葉は、黄緑種、バーレー、メリーランド種などその他の種類の煙草を使います
人口香料などの甘味料を多量に使い加香しますが、加香料を十分煙草に浸透させる為加圧するのが特徴だそうです
香料を十分に浸み込ませる為、前処理でトースト、ロースト、スチーミングなどを行う工夫もされているようです
キャベンディッシュに関しては、各メーカーで独自の製法や加糖、香料の有無で無数に種類があり、ブレンドの工程の一部がキャベンディッシュやラタキアの製造工程に重なるような場合もあるので、はっきりと区別をつけかねるのが現状です

 

たばこ葉のカットの種類

 

 リボンカット
最も一般的なカット方法、刻み幅が2~3mm、長さが数センチのリボン状
 
ribon

  

 ロングカット 
リボンカットやファインカットで刻みが長いもの

 

 ファインカット
紙巻タバコと同様の細かい刻み、小ぶりのパイプでのショートスモーキングに向く
 
fine

 
 
 

 コースカット 
またはラフ・カット、ブロードカットとも言います、不規則な荒いカット
 
ko-su

 

 フレイクカット 
ブロック状に圧縮して熟成させたケーキと呼ばれるタバコを2mm程度の厚さにスライスした形状、板状で喫煙前には良く揉み解すのが一般的
 
flake

 

ブロークンフレイク
フレイクカットを粗く解したもの、ゆっくりとした燃焼が特徴です
 
b-flake

 

 キューブカット 
2ミリ前後の立方体にカットされたもの、フレイクカットをさらに刻んだものである、同様に喫煙前には揉み解すのが一般的ですが、ベテランは解さずそのまま喫うようです
 
cube

 

 グラニュレイテッドカット 
キューブカットをあらかじめある程度ほぐしてあるもの
 
granyu

 

 クランブルケーキ 
フレイクカット前のケーキ形状そのもの、ブロック状のタバコをほぐして喫煙する
プラグと呼ぶ時もあります
 
cake

 

 ロープタバコ/ツイストタバコ 
タバコをロープ状に丸めて熟成させたもの、ナイフで切り取り揉みほぐして喫煙する
 
rope coin
 
右側はロープをスライスしたコイン状のタバコです

フレークたばこの詰め方

 
ぼぐして詰めるのが一般的ですが、そのまま積めるのもありなようです
キューブカットの場合など、そのままザラザラとボウルに注いで火をつけると、着火した橋からキューブがほぐれて調度良い燃え方をしてくれるのでとても楽ですが、それのフレーク版といったところでしょうか?
 
フレークはほぐされた状態に比べ、密度が高いので燃焼もゆっくりになりたばこの味も濃密なものとなります
英語ですが動画を見つけたので紹介しておきます
 

 
詰めるときの参考にどうぞ